防災グッズは2種類「命が助かるために」と「助かった後に」
感染症の勢いが弱まらない昨今、有っては困りますが、無いとも言えない災害に対して、
備えは万全ですか(・・? 「GO TO 〜」もいいですが、ちと、考えてみましょう。
防災グッズは2種類 「命が助かるために」と「助かった後に」
1963 年・豊島区生まれ。朝日航洋(あさひこうよう)株式会社で、主に国や自治体向け防災コンサルタントのプロデューサーとして地震被害想定調査やハザードマップ作成の業務に携わられます。その後、東日本大震災をきっかけに、行政ではなく、自治会や民間企業向けに防災対策を行った方が高い効果が期待できると考えて、2012年「災害リスク評価研究所」設立。現在は民間向けに災害時の危険性を事前に調査し、その災害リスクに適した設備や備蓄品。避難のタイミングなどをアドバイス。また、自治会や企業向けに防災講演や研修も行っている。災害リスクアドバイザーの松島康夫が語る。
▼「命が助かるために必要な備蓄」(土のう、発電機、耐震グッズ、必須3アイテム) ▼「助かってから必要になる備蓄」(水や食料、衣服、衛生品、生活用品) 備蓄というと、「助かってから必要になる備蓄」を連想する方が多いと思いますが「命が助かるために必要な備蓄」も意識して準備しておく必要がある。まずは、「命が助かるために必要な備蓄」「助かってから必要になる備蓄」がある、ということを覚えておいてください。
防災グッズにも、大きく2種類ある! 災害時の防災グッズといっても大きく2つある。「避難用品」と「備蓄品」。自分が「避難用品」と「備蓄品」のどちらを重点的に準備しておかなければならないか、それは「家の災害リスクと家族」によって判断する。
▼避難用品:土砂災害警戒区域、水害災害警戒区域など、家の災害リスクが大きければ 大きいほど、避難用品に重点に準備する ▼備蓄品 :家の災害リスクがほとんどなければ、備蓄品を中心に準備する
必須で用意したいもの
・LEDライト※明かり(昔の懐中電灯、ろうそくNG) ・ラジオ+電池※情報 ・スマホ/携帯電話+接続ケーブルとバッテリー※連絡通信
避難用品 家族や状況に応じて ・女性 :生理用品 ・乳幼児:紙おむつ、哺乳瓶+粉ミルク ・子ども:熱さまシート ・高齢者:老眼鏡 ・季節品:扇子うちわ、カイロ
・お薬手帳、健康保険証、免許証、母子手帳のコピー ・写真や画像(お年寄り・知的障害者)
避難用品
●災害リスクと家族に合わせて準備 ・液状化 ・高層階 ・避難所まで遠い(山間部) ●家族や状況に応じて ・水:大人1日あたり~3リットル×人数×日数 ・トイレ:大人1日あたり~5~6回分×人数×日数 ・普段消費するものを少し余分に備蓄して、循環して消費する
「防災袋は100円ショップでほぼつくれる、すぐやっておこう」
飲料水(500mlペットボトル2本)
非常食(菓子類・ゼリー状の食品)
衣類(防寒具※100均の場合、保温ポンチョ、アルミシートなど)
医薬品(消毒薬、三角巾、マスク)
アイマスク、耳栓(避難所は眠れない・体を休めるために必須)
懐中電灯 (手巻き式が良い)
携帯電話・スマートフォン用の充電器
風呂敷
雨具(雨ガッパ)
タオル(大小)
洗面道具(旅行用で可)
ウェットティッシュ(携帯用のものを数パック)
筆記具(油性マジック、ボールペン)
ビニール袋(大小3-4枚) 半透明・黒色、保存用袋数枚
これらに加えて、100円ショップで手に入らないもの
携帯ラジオ(手巻き式充電でき、携帯スマホの充電もできるタイプ)
現金(10円玉も) 数千円~2万円位を個人で判断(千円札、硬貨含む)
1週間分の胃薬、解熱薬など
お薬手帳
貴重品(※財布、印鑑、通帳など枕元に別途まとめて避難時に持ち出す)
これらは、「一時的な非難のための持ち出し用」であるということ。避難所にたどり着けて、食事の配給が始まるまで、半日から一晩を過ごすのに必要なものだそうです。 わたしは非常用の備蓄品と持ち出し品がごっちゃになって、あれもこれもと手を付けて、結局、収拾がつかなくなっていました。 防災袋の総重量は水を除いて4kgまでが目安です。防災用品を買いいそろえようと思っても、セットで買うと決して安くないようですが、家にあるものや、100円ショップを利用してすれば手軽です。 災害は忘れたころにやってきます。まだ防災袋を用意してない方は、先送りせずに、行動を起こせば、あっという間にできますよ。
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