虎屋の『ようかん』
先日、ラジオ放送で『ようかん』という本が出版された。との話が有ったので聞き耳を立ててみた。
私は、末期高齢者なので記憶が曖昧なのですが、依然、TVに虎屋の17代目社長が出演し、和菓子の歴史を紐解いていました。家族が見たい番組があり、チャンネルを変えられてしまったので、よく内容が把握できませんでしたが、TVに虎屋の17代目社長が出演するなんて、素人目でも発見があったんだろうなって思いましたが、それで終わっていました。
がしかし、ラジオ放送で『ようかん』という本が出版されたとの放送が聞こえ、聞き耳を立ててみると、素晴らしい内容だったので、本を手に取って読みたくなりました。
翌日、上野駅のエキナカの書店で探したものの無かったので、取り寄せをお願いしたが、再版まで入荷予定が立たないのでキャンセルになり、途方にくれました。
しかしながら、図書館司書の勉強をした私が、このまま引き下がれません。虎屋さんの本社に連絡してみました。残念ながら、書店さんと同じことを言われました。
でも、私との電話を保留にして、何件か調査してくれて、赤坂見附に在庫があることが判明し、電話をかけ直すことなく先方に繋いでくれ、即日、手にすることができました。
どっかの、たらい回しにする日本郵便さんと違うよ。
いか、一部割愛の放送内容になります。
今日のゲストです。虎屋文庫研究主任・所加奈代さんです。おはようございます。初めまして、宜しくお願い致します。
ところで、所加奈代さんのプロフィール紹介します。1983年、昭和58年大田区のご出身。2006年株式会社虎屋に入社。店頭での販売や役員秘書を経て、羊羹をはじめとした和菓子を調査研究する虎屋文庫に配属。昨年10月、虎屋文庫の研究をまとめた書籍『羊羹』を出版。話題になっています。
虎屋の社員ということですね。ちょっと虎屋文庫っての名前が変わっていますよね。
和菓子の虎屋の一部署になりまして、過去から現在までの資料収集したり、和菓子全般の調査研究となっています。その研究結果を虎屋の製造過程や工程に生かしたりしたり、営業部門から昔の作り方ですとか、こういう資料はないですかということで問い合わせがあったり、本当に社内からの調べ物したりしています。
社内でないと立ち行かないということあるのかもしれませんが、今、虎屋文庫部署は何人いらっしゃいますか(・・?
男性1名と女性7名のスタッフがいまして、1日の工場出荷の3倍ぐらいの資料がありまして、いろいろな古い資料ですとか、江戸時代の公文書ですとか、そういったものがいっぱいあります。
物が少なくなることはないですよ。やっぱり、今の作業資料っていうのも100年200年後には貴重な資料になっていくので、何でも捨てないでください。とっておきます。というものが増えていくんです。
毎年出している機関誌に、これらのことや学術論文を載せて発行しているんですけれども、毎回いろんなテーマで、お菓子に関する多方面の先生から頂戴をしてたしているという感じです。虎屋の店頭で買えるんで、お声掛けいただければ有難いです。
ちょっと、あの百貨店ですとかでは置いていないんで、虎屋文庫の方にお問い合わせを頂けますと通信販売という方法もあります。
今回は、『羊羹』という本を出版しました。本で羊羹の専門書ってないですよね。こんなマニアックな本は他にないかなと思うけれどもね。
それでは、虎屋文庫研究主任・所加奈代さんに今日お話しいただけるのは
羊羹の話 その1 羊が3匹
その2 水羊羹の真実
その3 広がり続ける羊羹
以上の三つです。
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