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福島潟と光り物

 

 古の時代から越後平野の湖や沼は、その成り立ちにかかわらず、総称して新潟という字にも使われている潟と呼ばれてきました。そんな潟と名の付く湖で、新潟県内最大のものが新潟市北区と新発田市にまたがる福島潟です。


 福島潟は、その昔、形成された新潟砂丘により阿賀野川などの河川の流れが遮られ、さらに砂丘列の内陸側に徐々に土砂が堆積し、出来上がった湖です。江戸時代の1730円で松ヶ崎掘割によって、阿賀野川を日本海に直接流す切り落とし工事から、福島県の干拓の歴史が始まります。

新田開発によって193ヘクタールの大きさに縮小した福島潟ですが、現在は河川改修事業によって、干拓地が一部、潟に戻り総面積は262ヘクタール。東京ディズニーリゾートの1.3倍の大きさです。春は菜の花。夏はオニバス。秋から冬は国の天然記念物であるオオヒシクイを始め渡り鳥の飛来など一年を通じて、新潟の自然を満喫できる観光スポットとなった福島潟。


 

 

 今年、話題となっている「アマビエ」とよく似た妖怪伝承が新潟県の福島潟にも残っていたのです。アマビエは、くちばしが生えた半人半魚の妖怪。熊本県で疫病を予言し、自分を書き写した絵を人々に見せよう。と言い残して海へ帰ったと伝えられています。


水木しげるさんの描いたアマビエの映画。Twitterで注目を集める他、アマビエのオリジナルのイラストを紹介する動きも広がっています。アマビエや光り物の姿が気になる方は、ネットで検索してみてね。


 さて、光り物の伝承の話をしていたら、なんだかお腹が減ってきました。聞くところによると、麻の実、生姜などとともに甘く炒ったおからお酢でしめたコハダアジキスなど光り物の小魚で包んだから寿司は、新発田の代表的な郷土料理なのだそうです。


 私は、光り物のご当地グルメで栄養つけ、免疫力を保つことといたしましょう。

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