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#太陽にほえろ #松田優作 #そうだったか


 ジーパン(松田優作)とシンコ(関根恵子)が愛を育み、そして悲劇を迎える『愛が終わった朝』『葬送曲』『走れ猟犬』『ジーパン・シンコ その愛と死』の四部作。これはもう涙なくしては見れない。特に『ジーパン・シンコ その愛と死』の悲痛さは、シンコとの結婚を控えての殉職という設定があったなんて、知らなかったなあ。


 シンコへのプロポーズや、おふくろに報告する時の「美人でもないし、性格も問題あるけれども、まあなんとかなるんじゃないかと思って」というセリフもいいし、何と言ってもこれは、ジーパン最初で最後の本格的な銃撃戦をフィーチャーしたエピソードなのだ。



 松田優作最初の本格的な銃撃アクションということになるんじゃないか。拳銃片手に猫背気味に背中を丸めて物陰へ走る、銃を握っている指を何度も確かめるように握り直す、というような、後に『遊戯シリーズ』や『蘇る金狼』で堪能できる優作独特のアクションを、ここで初めて見ることができるのだ。



 そして、そのアクションの後に来る衝撃の殉職シーン。


 優作のアドリブだったという「なんじゃこりゃあ!」はあまりにも有名だが、あの死に間際の表情、「死にたくないよ…なんで死ぬんだよ、おれ…」というセリフなど、かっこいいアクションヒーローだったジーパンが見せる、あまりにも悲痛な死にザマは、インパクトありすぎです。



 しかし、結果的にジーパンを撃ち殺すことになるこの会田という男の情けなさはもう絶句ものだ。ジーパンに助けを求めて、実際に助けてもらいながら、あまりにビビリすぎて命の恩人であるジーパンを撃ってしまい、「ひゃあ!」などといいながら走って逃げてしまう。

 こんな奴を助けるために命を張ったジーパンはなんだったんだということになる。ジーパン・ファン全員の気持ちを代弁して言わせてもらう。お前が代わりに死ね。

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