#ウルトラマン #仮面ライダー

　 ドロドロうねるマーブル状の液体に映し出すウルトラQ。ウルトラマンが、そして、ウルトラセブンへと変わっていった日曜日の夕飯時。昭和世代の子供たちは、箸を口元で止めたまま、ブラウン管を食い入るように見つめていたことでしょう。

　特撮の神様・円谷英二が、生まれた福島県須賀川市の町を散策していると、懐かしい面々のモニュメントと出会いました。ウルトラマンタロウの恐竜ゼットン、ゴモラにエレキング、ベンチに遠慮がちに腰掛けているのは、ピグモンです。

　トイレを借りようと市民交流センターを尋ねると、吹き抜けの広いエントランスに大きなハサミを振り上げた宇宙忍者バルタン星人。円谷プロダクションの放送では、ウルトラQの頃から、放送前から次回作の打ち合わせをしていました。

　次は、新たなヒーローを生み出そう。当時の製作スタッフが考えていたのはカラス天狗のようなデザインのキャラクターだったそうです。そこからいろいろ意見が出て、人間的なフォルムになり、最終的に、能のような顔をした銀色の巨人になったのです。ヒーローの名前も二転三転しました。レムラーからレッドマンになり、最後にウルトラマンに落ち着いたのだそうです。

　独特の変身ポーズに、独特の叫び、ヘアカラータイマーという、緊迫感を煽る3分間の時間制限。両腕を10時にして発射するスペシウム光線。なにのかもが斬新です。

着ぐるみでありながら、それを感じさせないウルトラマン。これまでのヒーロー像を一新したのです。

　仮面ライダー年上はどっちでしょう。ウルトラマンを初めて変身するヒーローをリアルタイムで見ていた昭和の子供たちの間で、なぞなぞが流行りましたが、皆さんは分かりますか？

　なぞなぞで、ウルトラマンと仮面ライダー年上は、どっちでしょう。

　答えは、ウルトラマンです。仮面ライダーは、「どう」と叫ぶから10歳。ウルトラマンは「ジュワッチ」で18歳ウルトラマンの方が8歳年上というわけです。

　わかりましたか？