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さだまさし って 後編


 行間のある歌って、勇気がいるんです。当たり障りのないことだとか、当たり障りのない表現とか言葉つらだけで人を励まそうとすると歌う気がしなくなるんですよね本当にそう思ってんのかお前はあっていうことを常に自分で問いかけながらでないと思います。


日本は、常日頃災害の多い国だから、またニュース速報がなると、チャットしながらテレビの字幕を見るような時に、何か俺にできることあんのかなって、不安であり、自分に対する問いかけで考えたんですけど。 

 それがある時、コンサートが終わった後だったかかなぁ、僕のお姉さんみたいな大好きな加藤タキさんからメールが来て、これはあなたの「レゾンデートル」って書いてあって、僕の背中を押してくれたことがありました。


 今やってることは、俺の存在理由なんだと思った時に、何か安心感があったのとレゾンデートルって素敵な言葉ですけど、あれを日本語に訳すとすれば、生きがいって訳から人から見て僕の存在価値ではなくて、自分で認める自己肯定に思えるんです。

 震災の時も思いましたし、今回も思いますけど、くだらないことを言っているラジオとかそういうパーソナリティーとかって、出番なんだろうかとか思ったりとかするんです。



 あの震災の時に思ったんですが、僕一人じゃ役に立たないんです。


 それ無敵だなぁと思ったのに、ちょっと鶴瓶さんと石巻の避難所が入ってたのね。

 彼が、しょうもないこと言って笑わせるでしょう。僕もまあ冗談言いながらだけども歌を歌うと、みんなが手拍子しながら、子どもはゲラゲラ笑う、大人は同じ歌を涙しながら聞くっていう、すごい映像が自分の目の間飛び込んできて、一人でやろうと思わないで、さだまさしみたいな歌い手とか組んで、ちょっと一緒にやろうよって言ってくれれば、僕は、そこにものすごい破壊力が生まれと思う。


 その自分一人の小さい、もしかしたら探しながら、怯えながら、この存在理由が共鳴した時に確実にそれはあるっていうものになる感じが、こんなに有名してもらったのはそういう時のためだったのかと思うね。

 たぶん、おそらく普通にウサギや食べ物屋さんもみんな何年も続けてきてなんだったんだろうって思うこといっぱいあると思うんですけど、頑張って、頑張れば、必ず帰ってきます。僕はそれを信じてる。

 ある時、深夜放送を取り止めるという話があり、僕はセイヤングをやっていたんですが、文化放送に米印でいいから空いてる時間を俺にくれって言って、もらったのが11時から12時半までだったら空いてる好きなことしていいって言われて、それでさだまさしのセイヤングって言い張って、僕がロウソク継いだんです。それで、やめた理由は、ミス DJ 生放送が始まったんです。


 誰でも、一人になると恐怖に囲まれてしまう。だから、誰かがいて、気にしていてくれるという状況を壊すわけにいかなかってんですね。

 もうずぐ、ウイルス感染も終息します。みんなで声かけあって頑張りましょう。




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